インターネットご利用時の基礎的な注意事項について
インターネットを利用した犯罪が急増しており、様々なトラブルに巻き込まれるケースが増えています。
インターネット犯罪によるお客さまの被害や、他の利用者へ迷惑を掛けないための基礎的な注意事項を掲示いたしました。
セキュリティ情報全般については、こちらをご覧ください。
1. 個人情報の管理について
インターネット上のホームページや掲示板に掲載されている情報は、日本国内だけでなく世界中の人々が見ることができます。自分の個人情報(氏名、住所、生年月日、電話番号、メールアドレス等)を書き込んでいたために、その情報を悪用された、というケースもあります。具体的には、いたずら電話やいたずらメールが来ると言った直接的なものもありますが、中には他人になりすまして誹謗中傷記事(悪口)を掲示板等に掲載するなどと言った悪質なケースに発展するおそれがありますので、個人情報を安易に掲載したり送信しないようにしましょう。
2. クレジットカードの取り扱いについて
最近、インターネットで便利になった物のひとつに、インターネット・ショッピングがありますが、インターネットという仮想空間でのショッピングは、クレジットカード番号、有効期限、氏名さえわかれば購入可能な場合があります。クレジットカード情報が他人に知られないよう、取り扱いには細心の注意を払いましょう。
インターネットは、情報が相手に送信される途上でさまざまなルートを通りますので、クレジットカード番号をそのままの形で送信すると、途中で第三者に見られてしまう可能性があります。インターネット上でクレジットカード番号を送信する際は、SSL(データ暗号化による盗聴防止)等のセキュリティ対策を施しているかどうかを確認するようにしましょう。
3. アカウント・パスワードの管理について
インターネットに接続するための認証IDやパスワードは、単なる文字の羅列と考えてしまいがちですが、私たちが通常の契約手続きの際に必要な「署名と印鑑」に相当するものです。
認証ID・パスワードは他人に知られることのないよう厳重な管理が必要です。
- ・他人に推測されやすいパスワード(誕生日や電話番号等)にしない。
- ・認証ID・パスワードをメモしたり、そのメモを他人の目にふれる場所に置かない。
- ・同じパスワードは長期間使用せず、定期的に変更する。
4. 詐欺、取引上のトラブル例
インターネット上で商品を注文し指定口座に代金を振り込んだが、商品が送られてこない。
インターネット上での商品購入に際しては
- 1.なるべく「代金先払い」の取引を行わない。
- 2.相手が信用できる人物であるか慎重に確認する。
- ・メール以外の連絡方法(住所・電話番号等)を明らかにしているか?
- ・相手方がフリーメールやメール転送サービスを利用していないか?
- ※メールの中には、フリーメールやメール転送サービスと言われる匿名で取得できるメールアドレスがあり、このようなメールアドレスしか明らかにしない場合は、後々トラブルになった際に相手を特定することが非常に困難になります。
- 3.取引明細、記録を保存、印刷しておく。(民事、刑事いずれの措置にも必要)
- ・商品を広告しているホームページなどの画面のデータ
- ・メールなどの交渉記録
- ・代金振込の控え
最近、インターネットオークションで詐欺まがいの行為が多発していますので、特に注意が必要です。
5. 基礎的なウイルス対策方法について
インターネットの普及に伴い、コンピュータウイルスによる被害が増大しています。ウイルスに感染するとパソコンが動かなくなったり、ファイルが壊されて大切なデータ(メール、写真、書類、帳簿等)をすべて失うことにもなりかねません。
コンピュータウイルスは、ホームページやメール、ダウンロードしたファイルなどから感染します。そして、ウイルスに感染したコンピュータは、今度は周囲のコンピュータを感染させる加害者の役目を担います。
最近のウイルスの感染は、メールのやりとりによるものが90%以上を占めています。
不明な相手から来たメールや不審なメール(題名や本文がない等)に添付されているファイルは、開かないようにしましょう。できればメールごと削除してしまうのが無難です。
ウイルスの感染を防ぐためには、ウイルス対策ソフト(ワクチンソフト)を利用することが最も有効な対策です。尚、ウイルス対策ソフトおよびパターンファイル(ソフトによって呼び方が異なります)を常に最新のものにアップデートしておくことが重要です。
尚、弊社では、お客さまのメールアドレス宛に送信されるメールやお客さまが送信されるメールについて、 ウイルスの検知・駆除を行うメールウイルスチェックゲートウェイ(オプションサービス、有料)をご用意しております。
6. 常時接続時の注意事項について
オプテージが提供する光ファイバー・インターネットは24時間常時接続が可能です。しかし、常時接続となると、自分のパソコンが外部にさらされている時間が長くなり、外部から不正アクセスを受けたり、ウイルスに感染した場合に急速に広がることなどが考えられます。したがってそのような攻撃に対処するため、お客さまご自身で、最低限次のセキュリティ対策を行うことをおすすめします。
- 1.使用しない時はパソコンの電源を切る
- パソコンを利用しないときは、電源を切る習慣をつけましょう。
- 2.パソコン内部のファイルの共有は必要最小限にする
- 共有設定を有効にしているだけで、外部からの侵入を受ける確率は高くなります。
- 3.パソコンの基本ソフト(OS)、ブラウザおよびメールソフトはこまめにアップデートする
- セキュリティホールなどの不具合に対し、最新のバージョンにアップデートしましょう。
- 4.ファイアウォールの導入
- 外部からの不正侵入やアタックを防止できます。
- 5.ブロードバンドルータの導入
- 適切な設定を行うことで、ブロードバンドルータが簡易ファイアウォールの役割を果たし、不正侵入やアタックを回避できます。
- 6.無線LANのセキュリティ設定
- LANケーブルを引き回す必要が無いなどの点で便利な無線LANですが、電波により通信を行うため、他人に傍受されてデータを搾取されたり、ネットワークへの不正侵入を許してしまう可能性があります。
通信を暗号化してセキュリティを確保する機能を必ず利用するようにしてください。
7. インターネット接続サービス利用の義務違反に対して
お客さまがルールやマナーに違反にされた場合、 「IP通信網サービス契約約款」第66条、「インターネットオフィス契約約款」第52条、および「オフィスeo光ネット契約約款」第46条に基づき、契約者が遵守すべき義務の違反とみなす場合があります。
義務違反に対しては、「IP通信網サービス契約約款」第41条(利用停止)、第24条(当社が行う第1種IP通信網サービス契約の解除)、「インターネットオフィス契約約款」第33条(利用停止)、第22条(当社が行うインターネットオフィス契約の解除)、および「オフィスeo光ネット契約約款」第30条(利用停止)、第20条(当社が行うオフィスeo光ネット契約の解除)に基づき「回線停止、または、強制解約」を行うことによって、お客さまをお守りしております。
禁止事項の詳細に関しては、「IP通信網サービス契約約款」別記15、「インターネットオフィス契約約款」別記14、および「オフィスeo光ネット契約約款」別記12をご確認ください。
義務違反の代表的事例
- ・著作権侵害行為
インターネット上で他人が著作権を有する画像、文書等を著作権者に無断で公開する行為
- ・不正アクセス行為
不正アクセス行為又は不正アクセス行為を助長する行為、及び第三者になりすまして、インターネット接続サービスを利用し、当社の電気通信設備に権限なくアクセスを試みる行為